娘がVリーガーになるまでの道 by父

娘がVリーガーになるまでの苦難の備忘録 Vリーガーを目指す人の参考になればと思い、書いてます。

なんのとりえもない娘

兄と妹の2人兄弟。

兄はテニスが好き。というか私がテニスをしていたので、それを継ぐ形で好きだと言っていたのだと思う。

 

さて、娘の話だが、

幼稚園の頃、娘はいわゆるおませちゃん?

ていうのか、同年代の子と一緒にいても遊びが合わない。

どちらかというと、上級生の親戚のお姉ちゃんと一緒のほうが合うのだ。

親ばかではなく他の大人から見ても、同年代の子より賢く、なんとなく恥ずかしがり屋であった。

 

当時、

娘に公文、ピアノ、新体操、テニスを習わせていた。

全部合わせて、月額3万円也。

週5日、習い事があった。

なんでそんなに習い事をしていたのかというと。

奥さんに言わせると、兄は友達と遊んだりできるが、妹は近くに友達もいなく、まだ一人で遊びに行かせられないので、せめて習い事で友達を作って楽しめればいいのではないかということだった。

 

兄の友達はいっぱいいて、奥さんは兄の遊びに付き添い、妹は家で留守番が多かった。兄の方ばかり付き添っていたため、妹の友達はできなかったのだ。

 

新体操は自分からやりたいといったのだが、親戚のお姉さんがやっているから一緒に遊びたいという要望なのだろう。

しかし、

公文へ行けば、やりたくないのか、書く字に力がなく薄い。しかも殴り書きで本当にやる気をみせなかった。

テニスは、ラケットを振れば空振り、同年代の子がバカやってるのを怒ってみている。走るのもどんくさかった。本当に運動神経のかけらも感じなかった。

ピアノは音楽教室だったのだが、大きな声を出さなければならかったり、クラスの雰囲気がだめで、すぐ辞めてしまった。

新体操は、お姉さんがやっていたので楽しんでやっているようだった。

 

 

小学校にあがって、

運動神経のかけらも感じない娘は、学校の体育系の行事には、なんの期待もなかった。

走れば後ろから数えたほうがよく、水泳は泳げない。

試しに、誕生日におもちゃの包丁をプレゼントした。

そしたら、料理は好きみたいで、すぐ包丁を扱え、切るのが上手で、簡単な炒め物なら作ってしまっていた。

こりゃ、もう嫁さん修行の方がいいんじゃないか?

 

奥さんが小学校のPTAバレーボールをやるようになった。

遅くまで学校の友達、しかも上級生もくるし、お兄ちゃんもいるので、娘も一緒に行くようになった。

そのさい、ボールを渡したり、拾ったりするのが上手だといわれたそうだ。

しまいにはバレーボールをやりたいと言い出した。

なので、調べて町のバレーボールクラブへ入れたのだ。

 

今思えば、娘にはバレーボールをやらせたくなかった。

というのも、バレーボールはかなり辛い。辛いというのも団体競技という一人頑張ればよいというものではないこと。いまだに暴言や体罰などが横行している噂をきいていたのだ。

 

昔、島田紳助という芸人が、

「本当にやらせたいことがあるなら、一切やらせないこと!父のテニスラケットがあったら、絶対に触るなということ。そうすればすごく興味を持つ。自分からやりたいというのと、親がやらせるのでは違う」

と言っていた。

 

それを狙っていたわけではなく、そのような事になってしまった。

 

本日はここまで。

また次回、バレーボールクラブへ入ったことにより人生が動き出す。